先輩就農者紹介

株式会社トアルノウカ 喜多さん

富山市の先輩就農者 株式会社トアルノウカ 喜多さん
就農開始:
令和5年4月
経営作物:
水稲、大豆、大麦、玉ねぎ

祖父の背中を見て、
農業の道へ

幼い頃から祖父の農作業を見て育ったため、お米づくりの一年間の流れはなんとなく理解していました。中学生、高校生になると、体を使う本格的な作業も手伝うようになり、技術や知識も一通り身についたと思います。それでも、指示されたことをやるのと、自分で主体的に判断して動くのとでは全く違いました。困ったことがあれば積極的に祖父や農協の指導員さん、地域の農家の方々に相談し、自分でも試行錯誤しつつ、日々学んでいきました。

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周りの人を大切に

繁忙期は淡々と仕事をこなす日々ですが、収穫したお米を買ってくれたお客さんや玉ねぎの詰め放題をされたお客さんから、「美味しい」「来年も楽しみ」といった声をいただくことに大きなやりがいを感じます。だからこそ、お客さんを大切にするのはもちろん、作業を手伝ってくれる家族や友人、農作業を教えてくれる近隣の方々とのつながりも大切にしたいと思っています。最近では、担い手不足により耕作放棄地の増加が顕著になっており、周辺の農家さんから「田んぼを受けてくれないか」と相談されることもあります。今後、確実にその傾向が強まる見込みで請け負う面積は年々増えています。大変ではありますが、幼いころから慣れ親しんできた地域に耕作放棄地を出したくないという思いと、周囲の人から頼られることで自分がやっていかなくてはいけないとは感じています。

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就農を考えている方へ

農業は他の仕事と比べて大変な部分も多く、泥にまみれることもあり、敬遠されがちな仕事かもしれません。それでも、自分たちが一から育てた作物をお客さまに提供することができ、人が生きる上で一番大切な「食」を支えるという、とても意義のある誇れる仕事です。夏は暑く、雨も多く、作業が自然に左右される大変さはありますが、山もきれいで水も良い魅力あふれる富山の自然をぜひ思う存分味わいながら農業に挑戦してほしいと思います。

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宇野 貴博さん

富山市の先輩就農者 宇野 貴博さん
就農開始:
令和元年8月
経営作物:

就農マッチングツアーを経て、
一念発起して富山へ移住

神奈川県で営業の仕事をしていました。退職後には富山で農業がしたいというビジョンがあり、就農マッチングツアーに参加し、呉羽梨の就農について相談したところ「受け入れできますよ」というお答えを頂いたので、勤め先と家族と相談し思い切って移住をしました。就農一年前から、振興センターや市に相談し、地域の組合の方に梨の栽培をゼロから教えていただきました。最初の一年間は、毎日がむしゃらでした。年通して作業があり決まった期間に終わらせなきゃいけない作業がある中で、いくらでも妥協はできるけど妥協はしたくなかったですね。始めは実がついてくれるかがとても心配でした。

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誰かの一番になりたい

農業を始めたばかりのころは、地域で一番の梨を作りたいと強い気持ちでいましたが、現実は厳しかったです。自然相手の仕事なので、なかなか思い通りにはいかず壁にぶち当たり、天候によっても味が微妙に変わってしまうので、つねに勉強。それに、お客様よって味の好みがありますので、地域一番を目指すのではなく「誰かの一番」になりたいと思うようになりました。今も師匠に教わりながら基本に忠実に、そして、先輩たちの技を盗みながら自分なりの方法を模索しています。五年たった今、ようやく梨の事が分かってきた気がします。そんな中、うの果樹園の梨が一番おいしいと言って下さる声は励みになります。現在、パティスリー・ル・クールさんやスーパーバローさん・その他取引先を毎年、少しずつ増やし一人でも多く、うの果樹園の梨を味わっていただきたいと思っています。

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就農を考えている方へ

農業は中途半端な気持ちでは出来ない仕事です。家族や周囲の理解と支えも大切です。作業をするのは一人かもしれませんが、農業は一人では何も出来ません。他の農家さんや地域の方々、いろいろな方の助け合いで成り立ちます。人との繋がりで販路が広がることもあり、ぜひ、人と人の繋がりを大切にしてほしいです。

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河原 拓也さん

富山市の先輩就農者 河原 拓也さん
就農開始:
平成31年4月
経営作物:
水稲種子、食用水稲 等

家族との時間を大事に!
実家を継いで農業へ

家族との時間を作りたいと思ったのが就農のきっかけです。元々は機械設備関係の仕事をしていましたが、子供が起きる前に出勤して、子供が寝てから帰る、みたいな生活を送っていました。そんな生活を改善するにはどうしたら良いかを考えていたところ、実家が農業をしていたこともあって、農協さんに就農相談しました。その結果、種子生産だったら農業だけで生活していけそうだなと思って、就農を決めました。会社員を辞めて、1年ほど農業法人で経験を積んでから独立し、今に至っています。おかげで今は家族との時間を作れています。

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難しいからこそ、やりがいがある

主力の作目を水稲種子にしたのは、やっぱり手取りが大きかったからですね。食用の水稲とは全然違います。ただ、種子生産者になるためには地域の種子部会と富山県による審査があって、合格しないと作れません。これが厳しくて、合格できない方もいます。種子生産は高い技術力が必要で、栽培管理も難しいと感じています。でも、難しいからこそ自分の腕が収入に直結してくるので、そこが種子生産のやりがいだと思います。
農業をするにあたって大事にしているのは、種子の品質を落とさないよう、丁寧に栽培することです。1人が変なことをすると、周りの種子生産者の迷惑にもなりますので、種子産地を守るという意味でも、丁寧な作業を心掛けています。今後はさらに規模を拡大して、地域の農業を担っていけるような存在になりたいと思っています。

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就農を考えている方へ

自分がそうだったように、家族・パートナー・子どもとの時間を大切にしたい方には、ぜひ農業をやってほしいと思います。もちろんお金も大事なので、何をどのように作れば稼げるのかをよく考えて、儲かる農業を目指してください。

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友田 拓造さん

富山市の先輩就農者 友田 拓造さん
就農開始:
令和3年4月
経営作物:
水菜、白ねぎ、なす、かぶ等

「食」への思いは人一倍!
やりがいを求めて農業の世界へ

もともと食べることが好きで食品会社に勤めていましたが、営業を担当していたため作ることには携われず、やりがいも感じられずにいました。本当に自分がやりたいことをやりつつ、私生活を充実させるためにどうしたらよいかを考えた結果、家族と長い時間一緒に過ごせて、なおかつ食に関することを全て自己責任でできる農業を始めようと決意しました。
会社を退職した後は、補助金を頂きながら、とやま農業未来カレッジで1年間研修を受けました。自分には妻と子供がいて、長い間収入が少ない状態で過ごすのは不安だったこともあり、未来カレッジは1年制ですぐに先のステップに進めるのが魅力的でした。
未来カレッジを卒業後は、県内の農業法人に就農しました。そこでは水稲、大豆、水菜、小松菜、白ねぎ、玉ねぎなど様々な作物を栽培しており、色々な栽培方法を広く勉強しました。また、どんな取引先とどのように関わっているのかを直に見て知ることができたり、時間があれば経営の話も聞いたりしていたので、そういった経営の面でも学びがあったことは非常に大きかったです。農業法人で3年間務めたあと独立して今に至っています。

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課題に対して真摯に取り組む

農業をやっていると難しいことがたくさんあります。思うように育ってくれなかったりとか、考えてもいないことが重要だったりとか。でも、そういった失敗を踏まえて、改善に取り組んで、うまくいったときは「やったな」と感じることができます。課題に対して真摯に取り組んで、失敗したら自分の責任、逆にうまくいったら全部自分の功績、というところが農業のやりがいだと思います。また、自分の好きな野菜しか作らないというのをポリシーにしているので、好きな食べ物に囲まれて仕事ができること、B級品ができても自分の家で食べられることなども農業の魅力だと思います。
今後は、通年で雇用できるように設備を整えて、従業員の生活を支えていけるような安定した経営体になることが目標です。そのために野菜のことや経営のことなど、これからもたくさん勉強したいと思います。

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就農を考えている方へ

農業と言ってもやり方が非常にたくさんあって、それぞれにポリシーがあると思います。自分が本当にやりたい農業が何なのか、という軸をぶらさずに、あきらめずに続けることができれば、きっと楽しい農業人生につながっていくと思います。一緒に農業を頑張っていけたらうれしいです。

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齊藤 大悟さん

富山市の先輩就農者 齊藤 大悟さん
就農開始:
平成29年4月
経営作物:
水稲、ベトナム野菜(オクラ、パクチー等)

これで1番になろう!
という強い意志があった

元々、実家が水稲農家ということもあり、農業には興味がありました。
会社を退職した後、市内の農業法人へ就職。その後は、農業技術を学ぶためにベトナムへ渡ったが、そこで感銘を受けたのがベトナム野菜でした。
米づくりだけでは収入は安定しないと考えていたので、日本での栽培事例がほとんどないベトナム野菜で成功すれば、自分は1番になれるという自信がありました。
滞在中に知り合ったベトナム人の妻と共に、今でも様々なベトナム野菜の栽培方法や技術を研究しながら、日々新たな作物に取り組んでいます。

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始めた当初は厳しい時期が続いた

野菜の栽培を始めてしばらくは、とても厳しい時期が続いていました。
ベトナム野菜は収量が安定せず、最初はどれだけ作ればどれだけ出せるということが全く分かりませんでした。また、市場など大きい流通に乗せることが出来ないため、アジアン系の飲食店や直売所を狙って、そこから販売を始めて行きました。
就農当初は、新規就農者向けの支援制度をいくつも活用していたため、生活費は何とかなっていましたが、収入が安定するまでは、ひたすら我慢の時期が続いていました。
今では経営も軌道に乗り、メディアにも取り上げられるまでに注目されるようになったので、この調子で農業を続けていきたいです。

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就農を考えている方へ

最初は収入も見込めないし、技術や知識も十分備わってはいないので、厳しい時期が続くと思います。でも、自分の好きな分野で働くことが出来る喜びや、自営業ならではの楽しみを自分なりに見つけて欲しいです。
皆さんをサポートしてくれる方々は大勢います。ぜひ、皆さんと農業の素晴らしさを分かち合える日を待っています。

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若林 佳晃さん

富山市の先輩就農者 若林 佳晃さん
就農開始:
平成25年4月
経営作物:
小松菜

様々な研修制度や
補助金を活用して経営開始へ

農業をはじめたきっかけですが、仕事をやめ、自分はどんなことがしたいんだろう、自分には何ができるんだろうと考えながら日々模索する中で見つけたのが農業の支援制度でした。これならできる!!そう思い、富山県の新規就農相談窓口を訪れました。
農業経営を行うにあたって、まずは富山市営農サポートセンターで実施している「とやま楽農学園」を受講しました。ここでは、農業の栽培技術に関する講義や実践研修を通して農業技術を習得しました。
その後、農家での長期実践研修を通して周年栽培の管理技術や販売技術を学び、現在は自身で経営を行うまでに至りました。経営を行ううえで必要な農業機械の導入やビニールハウス等の施設整備は県や市の補助金を活用しました。

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作物を育ててお客様の手に渡るまでが農業

農業は楽しいです。肉体的な負担は大きいですがその分達成感があります。自然が相手のため、大変なこともたくさんあります。でも、天候不順のときこそチャンスです。なぜなら、自分の裁量が試されるからです。
農業は作物を育てることだけが仕事ではありません。育てたあと、お客様にその作物を購入していただくところまでが農業です。「生業」として収益を生むことが必要なのです。
そのためにお客様との信頼関係作りも欠かせません。私自身のこと、私の作る農産物についてお客様に知ってもらい、私の作る農産物だからこそ購入したいと思っていただけるように、日々努力しています。私は自分の仕事に誇りを持っています。お客様に購入していただくからには、自信のある農産物を出荷するべきだと考えています。

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就農を考えている方へ

研修期間を大切にしてください。このくらいなら人に教えてもらわなくてもできるだろうという甘い考えは持たず、何事もできない前提で研修に取り組んでください。謙虚さを持って、様々なことを学んでください。
また、個人で農業の経営を開始する場合、もし私のように補助制度を活用して少なくない事業費を投下するなら、それに見合う収益を挙げなければ意味が無いと思います。どうすれば収益が上げられるかと考えながら仕事をすることが必要です。栽培環境、生活環境など農業に臨む前提条件は人によって違います。だからこそ、誰しも平等に与えられた1日24時間をどう使うのかということが、1番大事です。意味のある行動が価値を生みます。
経営を開始する前には、ぜひ公的機関の相談窓口や様々な支援制度を活用してください。

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